《MUMEI》 ま‥ まさか‥ 喉に‥‥‥ 詰まらせたのか‥!? 「ぃっ‥今何か飲み物を‥」 僕は 大慌てでお茶を買いに行った。 「──はぁッ‥ぁーくたばるかと思ったしマジで‥」 「済まない‥ただ僕は‥その‥‥‥」 「わあったから陰気な顔すんの止めろって」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「ったく──‥オマエってすぐそーやって‥」 珠季は 腰に手を当てて仁王立ちの姿勢で僕を見上げる。 「──ほらっ、行くぞ次っ」 「次‥‥‥?」 「まだ向こうの方行ってねーだろ」 歩き難そうにしながらも 珠季は僕を引っ張って行く。 実に── 楽しそうだ。 前へ |次へ |
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