《MUMEI》
「幸一……、
貴方の運転上手だった、
一緒に共有した時間忘れない。」
無免許だったけど
私に車貢がせたけど
嗚呼、浮かんでくるのはいい思い出ばかりだわ、センチメンタルだわ。
「愛子……」
雁之助……、そんな萎れた君もそそられます。
「……フン、
本人に一言くらい話させてやるキョン」
有難うキョン!なんて慈悲深い!
ヘドロが幸一の顔をぱっくり空けた。
「愛子さん……
重かった。
別れられて清々した。
実は来年、高校の同級生の子と結婚します。」
――――――――は?
前へ
|次へ
作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ
携帯小説の
(C)無銘文庫