《MUMEI》 「いつも‥?」 「喋ったりとか」 「──そうか──」 なら── いいか。 「──なぁ、オマエさ‥」 「?」 「アタシに宿題教えてくれるっつったよな?」 「ぁぁ」 「デートの特典付きとか言ったよな?」 「ぁぁ、言った」 「んで‥どこ行くんだよ」 「何処でも。君の行きたい所へ」 「───────」 珠季は暫く考えて 「んじゃあ‥ハワイ」 「!?」 「冗談に決まってんだろ」 「なッ‥騙したな‥?」 「オマエが騙されんのが悪いんだろ?」 「フ‥、言うじゃないか。それで──本当は何処がいいんだい?」 「──まだ決まってねーけど」 「ぇ‥?」 「まずは宿題何とかしねーとだしな」 「そうだったね」 「オマエは──」 「僕はもう終わらせたよ」 「なっ‥!? マジかよ」 前へ |次へ |
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