《MUMEI》

家に着いたのは10時過ぎ。

流石に‥

大した程じゃないけど‥

疲れた。

珠季といる間は‥

全く気付かなかった。

考えてみたら‥

かなりの時間歩いたもんな‥。

「───────」

筋肉痛にならないといいけど‥。

「‥?」

そうだ‥

このスーパーボール‥

どこにしまっておこう‥?

取り敢えず引き出しに‥‥‥

ぃゃ

こっちの箱がいいか‥?

「‥!?」

電話だ‥。

「もしもし‥?」

《悪ぃ、寝てた?》

「ぃゃ──起きていたけど。どうかしたかい?」

《‥‥‥っと、言い忘れてたから》

「何をだ‥?」

《‥礼》

「お礼‥?」

《──あんがと》

「こちらこそ」

《じゃ‥じゃな、オヤスミ》

「ぁぁ、お休み──」

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