《MUMEI》 珠季が相当に空腹だと分かって── 僕はすぐに料理を始めた。 幸い 材料は色々と揃っていたから助かった。 買い出しから始めるとなると とても珠季が待っていられそうになかったものだから。 「──よし、出来たよ」 「何だそれ‥? オムレツ‥じゃねーな‥トースト‥?」 「フレンチトースト。アイスクリームがあればそれも乗せるんだけど──」 「な‥何でアイスだよ‥」 「結構僕は気に入ってる組み合わせなんだけどな」 「アタシはこのままでいーや」 「そうかい?」 アイスクリームを乗せた方が‥ 美味しいと思うんだけどな──。 まぁ‥ 人それぞれか。 彼女の食事が済んだら── いよいよ本題突入だな。 前へ |次へ |
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