《MUMEI》

──お嬢様を追いかけて、

大ホールに戻って来た。





テーブルと椅子が1つずつ、

お嬢様の人数分置かれてあって──

もう、

紅茶を淹れる支度が始まっていた。





「ど‥‥‥どうぞ、お掛けになって下さいませ‥」





まだ何もしない内から‥

めちゃめちゃ上がってきた。





「たッ‥‥‥ただ今紅茶をお淹れ致します」





ティーセットを取りに、

奥に向かった。





「──間に合ったか──」

「ぅおあッ‥せせせ先生ッ‥!?」

「お嬢様がお待ちだぞ?」

「ハ‥ハイッ‥」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫