《MUMEI》 右腕の過去雷王はギリリと歯ぎしりした。 「俺の右腕を奪った、憎き天荒…!」 雷王の右腕は義手なのである。理由は、謎だ。 「もはや見逃す事はできん。奴の血を見なければ我が体の疼きは止まぬ!」 雷王はガツンと机に八つ当たりした。 が、足が滑ってスネを思い切りぶつけた。 「ひゃん痛い!」 雷王は悶絶した。 前へ |次へ |
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