《MUMEI》 「これなら知っていると思って」 「だァからっ、いきなり‥」 「答えは──」 「‥ナト‥リウム‥?」 「正解。──それじゃあ次──」 「ま‥待った」 「?」 「──‥何が学校みてーなんだけど」 「一応僕は──家庭教師としてここにいる訳なんだけど?」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「さぁ、残りをやってしまおう──まだ4科目も残っているんだろう?」 「オマエさぁ‥司書なんて言ってねーで先公にでもなったらどーだ‥?」 「先生‥‥‥?」 「学校の司書とかでも悪かねーかも知んねーけど‥、オマエどっちかっつーと先生タイプじゃね‥?」 そう言われて 僕はキョトンとした。 前へ |次へ |
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