《MUMEI》

「ん、ぁぁ‥そうだけど‥」

「ならいーじゃん」

「ょ‥良く無い」

「つーか、もう昼過ぎちまってんのにこれ終わってからデートとか行けんのか?」

「それについての心配は無用だよ」

「つったって‥これ終わる頃には夕方だぜ‥?」

「丁度いい」

「なっ‥夕方にデートとか有り得ねーだろ‥」

「有り得るよ、でも夕方のデートという訳じゃ無い」

「は? じゃあいつ‥」

「夜」

「夜ッ!?」

「そう、夜のデート」

「バッ‥何抜かしてやがんだてめーは!?」

「何故そんなにも慌てているんだい‥?」

「慌てるだろッ、何考えてんだよオマエは!?」

「君‥何か物凄い勘違いをしていないか‥?」

「してねーよっ」

「ぃゃ‥していると思うよ‥?」

かなり‥。

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