《MUMEI》

お嬢様は、

気持ちよさげにスヤスヤ眠っている。




よく寝てるな──。





当分起きそうにないな‥。





交流会中断して来ちまったけど‥‥‥

大丈夫‥

だよな?





って何か心臓がヤバいっっ‥。





茨姫がここで寝てるってだけで‥。





「──失礼しまーす」

「ぅおあッ!?」

「ぁ、ごめん桜庭君──。玲奈まだ寝てる?」

「ハ‥‥‥ハイ、完全に熟睡してらっしゃいますデス‥」

「やっぱりかぁ──」

「やっぱり‥?」

「玲奈、時々いきなり寝ちゃうんだよね──」

「いきなり‥っすか?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫