《MUMEI》 パスは、 何とか成功した。 予想外だったみたいで、 相手チームがうろたえてる。 チームで何回かパスを繰り返してる内に、 またあたしにボールが回って来た。 何とか‥ シュート決めないと。 まだ向こうも決めてないけど‥ 油断出来ないし‥。 先手必勝── 先に決めるっきゃねぇ。 ‥でも‥。 「──‥っ」 こっからじゃ無理だ。 けど‥ これ以上は近付けねぇ‥。 「‥っ?」 後ろを、 振り向く。 ──センパイ。 センパイが‥ あたしを見てる。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |