《MUMEI》
愛の深さ
「愛子、起きてください
朝ごはん出来ました。」
愛しい雁様の囀りに耳を傾けて最高の目覚め。
ああ
エプロンも素敵。
抱きしめていいですか
どさくさに紛れて抱擁してしまおうと腕を伸ばす。
が、激痛。
「き、筋肉痛!」
半泣きになる。
「愛子サロンパス貼りますか?」
労りの心が染みる。
立ち上がるのもやっとだ。まるで生まれたての子牛。
前へ
|
次へ
作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ
携帯小説の
(C)無銘文庫