《MUMEI》

「ハイっ‥!?」





ぃゃ、

た‥

確かに絵本にはそんな感じの事書いてあったような気しますけど‥。





けど、

冗談っすよね‥?





「まぁ、あんたが王子ならの話よ」

「桜庭はなれるかも知れなくてよ、小夜子──」

「どうかしら」

「釣れないですわね──」

「ぁ‥‥‥あの?」

「どうなさいましたの?」

「み‥皆様方は何故ここに‥?」

「少し抜け出して来たのですわ」





ニコッと笑う、

かぐや姫。





「桜庭は玲奈の側に付いていてあげて下さいますの?」

「ハイっ、パートナーですから☆」

「──くすっ」

「?」

「きっと素敵な王子様になれますわ」

「ぇ──」





何か希望見えてきたぞっ☆





「──っしゃ♪」

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