《MUMEI》 ‥何だ‥? 何なんだよ‥。 応援席の、 1つの席── そこだけ、 スポットライトが当たったみてーになって‥ 周りはぼやけてる。 センパイはまっすぐにあたしを見つめて‥ 言った。 ──目で。 一旦右にパスを回して、 相手の気が逸れたとこでまたボールが回ってきたら迷わずシュートしろ。 ──そうセンパイは言った。 あたしには、 そう聞こえたんだ。 だから‥ やってみるよ。 ──見てろよ、 センパイ── センパイ──。 桐生も‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |