《MUMEI》 ──走った。 とにかく走った。 走って‥ ボールが回されるのを待った。 ‥ここで決めなきゃ後がない。 今、 入れなきゃ駄目なんだ。 「‥‥‥‥‥‥‥」 今しかない。 ──今しか。 後もうちょい‥。 もうちょい近付ければ‥。 そーすりゃ後は突っ込むだけ。 入る入んねーなんて、 考えてるヒマねぇんだ。 ‥来るか‥? ──来た。 「‥っし‥‥‥」 ──迷わずシュートしろ。 ‥迷うな。 ──決めろ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |