《MUMEI》

ま‥

負けるな俺ッ‥。





棘の1本や2本どって事‥‥‥





「ぅぅ‥っ」





ねぇ訳ねぇぇ‥っ。





「──ん‥」

「ぁ、お嬢様お目覚‥」

「何しとんのじゃ己ぇぇぇッ!!」

「ぐほぁ!?」





また俺飛んでる──!?





「!!」





後もう1ミリ落下したのが後ろだったら‥

壁に頭ぶつけてた。





「──お嬢様‥な‥何を‥」

「こっちのセリフやッ」

「な‥‥‥」

「何で人の寝顔見とんねん!? ていうか何であんたがここにっ‥」

「ぉ‥お休みになられてらしたので、お連れして‥‥‥お目覚めになられるまで待機を‥」

「!? ぁ‥あんたッ‥あたしの事‥」

「ぁ‥申し訳‥‥‥」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「ぉ‥お嬢サマ‥?」

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