《MUMEI》

「まぁいーけど‥‥‥オマエ何かいちいち分かりやすいっつーか‥」

「!?」

分かりやすい‥?

そんなに僕は顔に出やすいタイプなのか‥?

「ま、オマエのそーゆーとこも嫌いじゃねーけどな」

「ぇ」

「何照れてんだよ」

「照れてなんかいない‥っ、花火の光でそう見えただけだっ」

「今の青かったぞ‥?」

「と‥とにかくっ、僕は‥」

「──ふはっ、オマエほんっとバカ」

「きっ‥君に言われたくは‥」

「ふーん?」

「‥‥‥‥‥‥‥」

駄目だな‥。

完全に何か勘付かれている‥。

このまま平静を装うのは難しい‥。

‥どうしようか‥。

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