《MUMEI》
「ぁぁ──そうだね」

「てかさ、何で教えてくれなかったんだよ今日が花火大会だって──」

「その方が楽しいかと‥」

「要するに、サプライズやりたかったって訳な」

「そういう事‥だね」

「──────‥」

「ぁ‥迷惑だったか‥？」

「いんや」

「──殆ど──デートなんだか何なのか分からなくなってしまったね‥」

「いーんじゃねーの？」

「いい‥‥‥？」

「たまには、な」

「──そう言って貰えると助かるよ」

「大体、デートなんてカッコつけなくたって──アタシらつるんでるだけで楽しいんだから」

「そうだね──」

「何か──ほんとのバカップルだな、アタシらって」

「バカップル‥？」

バカなカップル‥

という事か‥？

前へ |次へ
作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する
携帯小説の
無銘文庫