《MUMEI》 「お節介‥‥‥」 やはりそうなのか‥。 「さーて、出航と行きますか!」 「出航‥? というかいつの間にボートなんか‥!?」 というか‥ ボートで海に乗り出すなんて無謀過ぎる‥。 「珠季、まさか本気で──」 「置いてくぞー」 「なッ‥こら待て珠季っ」 僕は珠季を追い掛けて‥ ボートに乗り込んでしまっていた。 そんなに遠くへ行かなければ安心だし‥ 少し興味もあった。 本当は 湖なら一番いいんだけどな──。 「‥!?」 今‥ 思い切り傾かなかったか‥? 前へ |次へ |
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