《MUMEI》

「大丈夫かい‥? くしゃみをしていたけど‥」

「ぁぁ、全然平気だし」

「───────」

今の珠季は

タンクトップにショートパンツという出で立ち。

特に意識をしているつもりはないけど‥

何となく鼓動が早くなっているような気がする‥。

「静瑠?」

「ぅわッ‥」

「‥? アタシ何か変かよ」

「へっ‥へ‥変だなんて事は、これっぽっちも‥」

「‥変なの」

「!?」

また言われた‥。

「しょーがねーなぁオマエは‥」

「‥ぇ」

「こっち来てみな」

「おいッ‥こら放せ珠季っ」

相変わらずの馬鹿力め‥ッ。

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