《MUMEI》 昼時になるまで 僕らはずっとボールの投げ合いをしていた。 お陰で僕は‥ 「──────‥」 ヘトヘトだ。 「大丈夫かー?」 「大丈夫に見えるかい‥?」 「んー‥微妙。何か買って来るから待ってな」 「‥? おいっ」 買って来る‥? 何を‥。 にしても暑いな‥。 帽子を忘れてきたのは不覚だった‥。 「──ほいっ」 「!?」 額に冷たい何かが当たった。 ‥瓶‥? 「パラソルんとこ行かね? あっち涼しいみてーだし」 「ぁぁ‥そうしようか このままだと‥ 熱中症になり兼ねないからな‥。 前へ |次へ |
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