《MUMEI》

「はぁ‥‥‥はぁッ、ぁ〜疲れた‥」





みんなどこ行ったんだ‥?





「桜庭くーんっ、こっちこっち♪」

「ハ‥‥‥ハイッ‥‥‥」





何か‥

みんな俺より学園内の構造に詳しくないか‥?





「はーっ‥‥‥」





ヤバい‥

息切れしてきたぞ‥。





「お嬢様方お待ち下さぁぁいっ」

「あははっ、ごめんごめん」

「‥ノロマなんだから‥」

「ぅ‥‥‥スイマセン‥」





でも俺‥‥‥

走るの苦手なんすよね‥。





「玲奈ー、どこー?」

「玲奈ぁ!」

「どこにいますのー?」





みんなが、

茨姫を捜し回る。






俺は遅れないように付いて行くだけで精一杯だった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫