《MUMEI》
お互いキャラ崩壊
真司はモテる。


真司は、長谷川の前にも瀬川という彼女がいたし


当然のように瀬川とも肉体関係があった。


真司は詳しくそういう事は話さなかったが、二人は割と付き合ってすぐに関係を持った。


(そういう雰囲気あったし)


ところが、長谷川とは何ヶ月付き合っても、そういう関係にはならなかった。


それが、長谷川の不安を更に増長させていたのだった。


「俺は、俺なりに瑠美を大切にしてたんだ。

純情で、手を繋いだだけでも赤くなるし、キスしたら、…腰立たなくなるし。

だから、早いと思ったんだ。

別に、…ヤリたく無かったわけじゃねーよ

俺だって、…普通に男だし

…これ以上は勘弁してくれ。頼む…」

「お前…意外と真面目なんだな」

「意外とは余計だ。…つーか、マジで何で祐也そんなに落ち着いて聞いてんだよ。
俺ばっか恥ずかしいって、馬鹿みたいだろうが」

「純情なんだな」

「マージーで、やめて下さい。あ〜、相談するヤツ間違えたかも。外見の可愛さに騙され気分」

「キャラ変わってんぞ」

「お前に言われたくない!」

「…とりあえず、うまくいって良かったな」

「…サンキュ」

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