《MUMEI》
先生の名前……?
「ぼくは、母を探しているんだ。知ってる?
怪奇作家の首塚斬士郎。」
「クビツカザンシロウ……」
先生の欲しい名前だ。
「知ってたね?」
「……声がする。」
頭を刺すような痛みだ。
「君、大丈夫かい?」
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