《MUMEI》 お嬢様方にエリザベスを押さえてもらってる間に、 鍵を取りに行って来た。 「えっと‥」 よし、 開いた──。 「お嬢様──」 あれ‥? エリザベスの勘が当たってれば‥ ここにいるはずなんだけど。 「お嬢さ‥‥‥ま‥?」 「‥‥‥何でや」 「ぇ?」 「何で逃げても逃げても追っかけて来るんよっ」 「何で、って──」 パートナーっすから。 「俺っ、こんなダメ執事っすけど‥‥‥マジで──」 「そないな格好であたしをだませる思たんか‥?」 「ハイ‥?」 「似合うてへんねんっ、ていうかほっといてッ」 「ぃ‥いえっ、そうは参りません」 前へ |次へ |
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