《MUMEI》 「ど‥どうしたんだ一体‥!?」 驚いて 振り向くと。 「ほら、あれだよあれっ──」 珠季が 空を示したまま言った。 「‥?」 訳が分からないまま 空を見る。 けど── 特に変わった物がある訳じゃない。 「何も‥ないようだけど‥?」 「ぇ? 良く見てみろよほら──あそこに変な雲浮かんでんだろ?」 「変な雲‥‥‥」 どれだ‥? あのモクモクとした奴か‥? 「違うってあれだよあれっ」 「‥ぇ」 確かにそれは‥ 珠季が言った通り── 変≠ネ雲だった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |