《MUMEI》

「ははっ、ぁ〜いって〜腹痛ぇわマジで」

「奇遇だな──僕もだ」

「にしちゃあ涼しい顔してやがんのな──」

「ぃゃ、かなり痛いよ?」

何せ──

今までこんなに笑った事は無かったんだから。

「ふぅ‥」

やっと落ち着いてきた‥。

いやはや‥

笑い死にとまではいかないけど

なかなかこたえた‥。

「大丈夫かよ‥?」

「ぁぁ、辛うじて──。──そうだ」

「?」

「何か買って来るよ──飲み物を。何かリクエストは?」

「ん──‥何でもいーや」

「分かった」

つまり──

あれだな。

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