《MUMEI》

「な、ちゃんとなってんだろ?」

「──ぁぁ」

一体どうやったんだろう‥。

謎だ‥‥‥。





「つーかオマエ、ちゃんと缶の注意書き見ろよな?」

「注意書き‥?」

【5回以上振って飲んでね☆】

「‥‥‥‥‥‥‥」

書いてあったのか‥。

だけど‥

こんな細かい字じゃ見落としてしまう。

「〜〜〜〜〜〜‥」

「何唸ってんだ‥?」

不可思議と言いたげに

珠季が呟く。

彼女は既にコーヒー牛乳を飲み終わり──

僕が手にしているのと同じもう1種類を飲もうとしている所だった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫