《MUMEI》

「‥‥‥‥‥‥‥」

「‥‥‥‥‥‥‥」





僕達は‥

睨み合ってた。






‥何も言わずに。





ただ‥

視線だけをぶつけ合ってた。





芙原さんは、

僕を放そうとしない。





‥どうして‥?





「‥あたしと付き合え」

「‥!?」





本気だ。





芙原さんの目が‥

本気だ。





「──あたしはな‥嫌いなヤツに好きだなんて言える程お人好しじゃねーんだ」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「もしあたしが言ってんのが信じらんねーってなら‥別にそれでもいい。‥けど、自分に嘘つくヤツは嫌いだ」

「‥!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫