《MUMEI》

「──‥玲奈、もう許してあげたら?」

「小夜子の言う通りですわ」

「‥‥‥リズ」

〈ミャ?〉

「降りてええよ」

〈ミャア〜〉





エリザベス、

やっっっっと‥

降りてくれた‥。





「すぅぅぅぅッ、ふぅぅぅぅ‥」





やっとまともに息出来た‥。





「お怪我はありません?」

「ハイ、何とか大丈夫っす‥」





アバラ折れなくて良かったぁぁ‥。





「あんたも大変ね──意外と」

「『意外と』って‥」

「さて、私は向こう行くわね──ここ埃っぽくていれないわ──」

「小夜子──行ってしまいますの?」

「あんたも来れば?」

「わたくしは玲奈を見張っておきますわ──美由達はどうしてますの?」

「あの子達なら──それぞれ自分のパートナーと仲良くやってるわよ?」

「ふふ、何よりですわ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫