《MUMEI》
童貞
ヤリタイ
男なら、誰でも思う事

けど、特別人より、秀でた物もなく、見た目も良くも悪くもなく

なのに、理想は高く

現実見ろよ

だよね

ヤリタイ一心で、年下のメチャ可愛い子を口説いてた
どんなにカッコつけても
所詮は童貞の俺

散々な初体験だった


やっと念願かない、あの娘とホテルin

なのに



入れる前に

出ちゃった


笑われ、バカにされ

しかも



みんなに話され


穴があったら入りたい

初めて、この言葉を実感した時だったなぁ


ダメだ、
このままじゃ、

そんな噂が広まってたから

東京に行こう

新天地、東京で、素敵な事があるさ


そんな、軽い考えで東京に出た


素敵な事など有るはずもなく

バイトを掛け持ちする毎日だった

彼女?

出来る訳もなく

虚しい毎日の繰り返しだった


女を知れば、何かが変わるかも

金を握りしめ、風俗に行った

バイト先の先輩に聞いた、本番出来る店へ

大金が3分もたずに

あっと言う間の童貞卒業


虚しい


出た答えは、安い風俗で、遊ぶだった

本番の無い、サロンとかで遊ぶ日々が続いた

遊ぶから、金が無い

だから必死で働く

頑張ったから、自分にご褒美

また、風俗へ行く


俺、何やってんだろ

食費まで削って、風俗通いだった


まぁ、その結果

仕事ぶりを評価されて
社員になれた事は、ラッキーだったな


二十歳のお祝いに

転勤を言い渡された

神奈川の山の中の工場に

嫌だったけど

家賃補助と、昇給に引かれて、断れなかった

それに、遊ぶ所が近所に無ければ
遊ばなくなるから

週3回風俗通いなんて

続けてちゃダメだ


生まれ変わろう


俺的には、一大決心だった

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