《MUMEI》 「時が経つのは仕方無いからね」 「わあってっけど‥」 「まだ4ヶ月もあるんだ──気落ちする事無いよ」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「卒業したからといって──まるっきり会えなく訳じゃ無いんだ。家だって近いんだし──休日にでも一緒に出掛けたり色々出来ると思うよ」 「‥うん」 ぁぁ では無く うん という返事に 少しドキリとした。 そうとは知らない珠季は── 自分を見つめている僕に戸惑っているみたいだった。 先生が明日からの予定を話している最中も 僕らはお互いに 何でだ‥? という気持ちが尽きなかった。 前へ |次へ |
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