《MUMEI》

「勝負としてはしていないけど──それらに関しては、僕は刃が立たない」

「あんまし嬉しくねーんだけど‥? つーかどれも大した事なくね‥? アタシ、オマエみたいに勉強出来る訳でも──」

「ぁぁ。でも──やはり君は凄いよ」

「〜〜〜‥どーも気に食わねーんだよなぁ」

「心外だな──」

「うっせー‥。つーか腹減った。飯食い行こーぜ?」

「ぁぁ──そうだね。でもその前に──」

「ぁ‥?」

「少し遊んで行かないか、久し振りに屋上まで競争でも」

「はぁ‥? 何でんなこたしなきゃなんねーんだよめんどくせーなぁ‥、っておい‥!?」

「昼食──負けた方の奢りにしようか」

「なッ‥てめーまた小遣い使い果たしやがったな‥!?」

「勘違いをしてもらっちゃ困るな──ただのゲームだよ」

「いんや、ぜってー‥オイこら待ちやがれっ」

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