《MUMEI》

「──はぁ──」





やっと独りになれた‥。





「‥やっぱ窮屈だな‥教室ってのは‥」





あそこにいると‥息が詰まりそーになる。





俺だけかも知んねーけど‥。





「───────」






ここ静かでいいな‥。





──誰もいねーし。





話し掛けられる事もねぇ。





──気楽だ。





あのウザイヤツ‥諦めたかな。





何かめちゃめちゃ俺に纏わりついてたけど‥。





つーか渾名が『かっちゃん』って‥。





「‥ん」





誰か‥来たか‥?





せっかく独りになれたかと思ったら‥。





「──‥、ぇ」





アイツ──まさか‥。




あの背丈‥。





あのたぼだぼの制服‥。





間違いねぇ‥。

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