《MUMEI》

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誰かが通報したのか……遠くでパトカーのサイレンの音が鳴っている。



もうじき警察が紅葉舘にやって来る…。




『アンタが殺るかい?』



藤城は、猪俣に拳銃のグリップを差し出した。



猪俣が"松の字"に抱く積年の憎しみを察しての心遣いだったが…




『いや…自分はもう堅気ですから…。


…やめておきますよ…。』




『そうか…。』



藤城は拳銃を胸脇のホルスターにしまった。

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