《MUMEI》 …うわっ…涙出そう ヤベッ… 『さ、触んなよ』 咄嗟に大きな手を掴 んで頭から離した 僕の手に義兄さんの 手の温もりが… 『うわっ…ごめん… なさい』 『いや…こっちこそ 御免ね…子供扱いだ ったね?弟が出来て 嬉しくて兄貴っぽい 事したくて…迷惑だ ったかな?』 その言葉に慌てて ブンブンと頭を左 右に振る僕。 『良かったぁ』 ホッとした様に笑顔 になる義兄さん その笑顔を見ながら 改めて心に誓う… 今のこの関係を… 義兄さんの笑顔を 壊さない為に… 僕はこの想いを永遠 に封印する事を… そして今夜も夢の中 で告白するのだ… 《義兄さん…貴方が 好き…です》 と……。 …end… 前へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |