《MUMEI》

『ラルムさん、煌
です。宜しくお願
いしますね』


煌と言う名前の青年
は恐ろしく美しい顔
で微笑んだ。


…なんか頭がボーッ
ってなるんだけど…
視界がボヤける。


『オイッ!ラルム!
しっかりしろ!』


あ、魔王様が僕を
呼んでる…


『ふぅ〜気付いたか
?言い忘れたが〜煌
は淫魔だからな、気
をつけろよ!襲われ
るなよ』


『魔王様〜人聞きの
悪い…私は節操無し
に襲ったりしないで
すよ。』

煌は反論した。


『全く、ねぇ?
ラルムくん?』


…いや、僕に同意を
求められてもねぇ?
苦笑しながら煌さん
に質問してみる。


『あ…の、煌さん?』


『はい?なんですか
ラルムくん』


『魔王様は、こんな
事を良くなさるので
すか?その…』


『ああ、誰かをお持
ち帰りする事?』


…ははっお持ち帰り
ってね、コンパです
か?

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