《MUMEI》

今〜僕の両手は後ろ
で手錠で繋がれてい
る。


『外せよ、これ!』


『嫌だね!君は花音
の身内だろ?』

何故か刺す様な眼差
しを向けられる。


『それが…何か?』


『身内のフォローは
するもんだよ?ねぇ
弟クン?』


『は?意味が良く
判ら…』


グイッ!
顎を掴まれ上を向け
られる。


『花音は何処?』


『え?知らない』


『お前の姉さんは…
誰と駆け落ちしたか
知ってる?』


『し…知らない、聞
いてない!』


如月はククッと笑い
端正な顔を歪めた。


『俺のマネージャー
そして…俺の恋人だ
った人だよ!』


『え?何?花音は女
性と駆け落ちしたの
?え?レズ?』


『フハッ…面白い冗
談だな?お前…馬鹿
ダロ?』


…え?違うのか?
『??』
如月の言う事は今一
理解不能…


『和之は…俺の恋人
は男だよ!』

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