《MUMEI》

見ると知らない男の
人が男性の腕を捻り
上げている。


『オッサン、ソコ
までにしときなよ
嫌がってるよ彼女』


『…っ…この邪魔
しやがって…』


ギリリッ…
腕を強く捻る!


『アダダダッ!』

男性は痛みに踞る。


『まだやる気?』


『クッソ…覚えて
ろよ!』

お決まりの捨て台詞
を残して男性は逃げ
ていった。


その後ろ姿をポカン
と眺めていたら声を
掛けられ振り向く


『災難だったな?』


『あ…助けてくれて
ありがとうございま
した。でもあの人は
勘違いしてただけで
痛い思いまでして…
少し可哀想でしたね』


『はん!勘違いね?
お前〜よっぽどメデ
タイ頭をしてるな?

あんなオッサンにホ
イホイ着いていった
らどうなるか…俺が
教えてやろうか?』


『え?どうなるんで
すか?』


キョトンとして聞き
返すジェルマを見て
青年は吹き出してし
まった。


『お前…何処の箱入
り娘だよ?面白いな
…』

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