《MUMEI》 「賢史〜が、頑張ろうぜ!!」 「………ん。」 「な、そんな睨まなくてもいいだろ?」 いや、そら睨むわ……。 何が楽しくてお前等とつるまなあかんねん! Aチームのいる方を見て見ると、既に柔らかい芝生が生い茂った、緑色のコートの中に入ってパス練習をしていた。 それに比べてこいつらは……。 未だにコートの外でストレッチ。 こいつらは…緊張感ってのがないのか!? 「賢史がいるから楽勝だよな〜。」 そんな言葉が飛び交っている。 「お前等なぁ……。」 “チームプレーってもんを知らんとか?” 寸前でその言葉を飲み込んだ。 今の俺には、“チームプレー”なんて言葉は相応しくない……。 前へ |次へ |
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