貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
外れた世界 その3
午前八時十五分。僕、ヱグザスは日課として剣を振る事を決めた。第一の理由は身体を鍛えたかったと言う極めて単純な理由から。 そして、もう一つは‥‥。   「あれ?ヱグザスじゃない。朝から剣なんか持ってどうしたの?」この声の主、リディアに会う為でもあるのだ。「いや、身体鍛えようと思ってね。」そう答えたが実際は後者の目的の方が圧倒的に大きい。彼女は、自分にとって最初の友人であり、そして一一。「ヱグザス!危ない!」「へっ?」直後、激しい衝突音と共に脳が揺れる程の衝撃が頭蓋に奔った。「ご、ごめんなさぁ〜い!だいじょーぶですかー!?」と言って遠くから見た目13〜15くらいの少女が駆けてきた。「ティナ!あれだけ山の砲台で遊ぶなって言ったでしょう!!」リディアはティナをきつく叱る。「だって‥。ヱグザスもお姉ちゃんも私と遊んでくれないんだもん‥。だから、山の砲台くらいでしか遊べなかったんだもん‥‥。」少女は半ば泣きそうな顔で姉をじっと見つめている。

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