《MUMEI》

「なッ‥‥‥」





目を真ん丸にした大武君。





そういえば私、今見上げてない‥。





ってかそれよりっ‥。





「あのぉ、大丈夫ですか?」

「‥‥‥どけ」

「ぇ、ぁ‥‥‥ハイ‥」





慌てて飛び退いた。





「すいませんっ、ゅ‥床に寝てたからどうしたのかなぁ〜と‥」

「‥‥‥空」

「へ‥?」

「‥空見てたんだよ」

「空?」

「‥‥‥ぁぁ」






呟いて、何か不機嫌そうな大武君。





「ぁ、ゎ‥‥‥私の事は気にしないで下さいねっ?」

「‥誰がするかよ」

「!?」

「‥‥‥第一、お前ダチと喋ってたんじゃねーのかよ」

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