《MUMEI》

リビングへ向かうと、


大きな長方形型のテーブルに既に何人か座っていた。


「まず縦とその向かいに一人ずつ、

ついさっきのおじさんとそのおじさんの妻であろうおばさん?が座っている。


横には女が一人、


女の向かいに男が一人座っていた。


「君、そこに座りなさい。」


おじさんが女の隣りの席を顎で示した。


「はい。」


素直に従って指定された席に座る。


「あと二人来るから、


少し待っててくれ。」


あと二人いるのか……。


俺は目の前にあるご馳走を眺めながら、


必死にあと二人が来るのを待った。

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