《MUMEI》 でもあきらさんは兄ちゃんのお嫁さんで…。 お嫁さんって言うのは、ずっと一緒にいられる人なんだって…兄ちゃんがぼくと一緒にお風呂に入ってる時に教えてくれた。 だからずっと一緒にいられるのはお嫁さん以外に誰かって、おりぇは考えたんだ…。 「ムッタァ(ママ)…あきらムッタァ(ママ)」 ムッタァなら、ずっと一緒にいられる。 おりぇのムッタァ、さくらちゃんはおりぇが赤ちゃんの頃から、ずっとおりぇを抱っこしながらお仕事をしてる。 まーくんがもうやめてと言っても、好きなんだって言ってずっとやってる”らいたー”ってお仕事だ、文字を使ってみんなにお話をするんだって。 今でもおりぇを抱っこしながらさくらちゃんは色々おりぇに教えてくれるけど、最近はでっかいムギュムギュおっぱいがちょっときゅうくつになってきてた。 この夏の長いお休みで兄ちゃんの家におりぇを置いてくと、まーくんと一緒にどこか遠くに行ってしまった。 だからおりぇの今の新しいファータとムッタァは克哉兄ちゃんとあきらさんなんだ! さくらちゃんとまーくんも大好き、だけど…あきらさんも大好き! 新しいムッタァの柔らかなほっぺたに。兄ちゃんみたいにチュウをして毛布の中にもぐり込むと、そのねまきの中にもぐり込んだ。 (あれ?) スベスベな肌に頬ずりしながら上にあがってって、手を伸ばしておっぱいにタッチしてみたけど…。 ……おかしいな…さくらちゃんみたいにでっかいプリンプリンじゃない…。 (あっ、そっか!) きっとおっぱい小さいんだ…だってすごくおっぱい小さいムッタァもいるんだって、まーくんに聞いた事あるし…。 そんなおっぱいの小さな新しいムッタァの素肌に頬ずりしてると、あったかくってウトウトしてきて…おりぇはいつの間にか眠っちゃっていた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |