《MUMEI》

「ティイオラ?大丈夫?」


「陛下…その服装…」


ティイオラはポタポタ鼻血を垂らしながら雹里を見てまた鼻血を噴き出した。


雹里の服装は男性用の洋服をワンピースのようにして着ていたが、丈が短くサイズが大きいため肩が大きく露出していた。


「あぁこれ檜泉君が貸してくれたの、昨日お風呂から上がったら洋服がなくて、そしたらちょうど檜泉君が来てこれ貸してくれたの」


「てことは…猊下は陛下の、そのは、は、は、裸を見たのですか?」


ティイオラは声を裏返させて言った。

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