《MUMEI》

「遺伝ッ!?」

「‥そんなに意外かよ」

「意外‥っていうかあり得な‥‥‥」

「‥くねぇ」

「じゃっ‥じゃあじゃあ、お父さんお母さんも大武君みたいに‥?」

「‥ぁぁ」

「す‥すっごいですね!」

「‥どこがだようるせーな」

「!!」





慌てて、口塞いだ。





‥ぅゎぁ気まずッ‥。





‥あれ‥また何か大武君赤くなってる‥。





あたし──ただのチビだよ‥?





全然先輩っぽくないし‥。





中身も小学生だし‥。





でも‥‥‥何かちょっと意識されてたり‥?





ってそんな事ある訳ないじゃんッ‥。

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