《MUMEI》
関係
翌朝、香澄を寝かせたまま仕事に行った

帰宅すると、香澄が居た

仕事を辞めたらしい

よくよく聞くと
香澄の裸の写メが出回ってるんだって

信之「写メも取られたの?」

香澄「…うん…なんか、撮ってたかも…」

嫌と言えないタイプにしたって

ちょっと、

ヤバいぐらい、お人よし過ぎじゃん

言葉が出なかった

信之「その彼、見つけだしたりしないの?」

香澄「怒ると、怒鳴るから…」

話しにならない

まぁ、いいけど

帰る様子もなく
それとなく聞くと

仕事辞めたら、親が怒ってるらしい

信之「…保険証、使えないんじゃない?」

香澄「…」

ダメだ、こいつ

何も考えてないな

信之「なぁ、ここに居るのはいいけど」
「正直、他の男にやられまくって後だから…」
「彼氏に戻る気はないよ」
香澄「…うん」

信之「やらしてくれるなら、セフレみたいな感じでいいけど、」
「…無理強いはしないけどさ」

酷い言い方だとは思ったけど、
ハッキリ言っておいた方がいいと思ったから

香澄「…そっかぁ…」

信之「今、やってもいい?」

香澄「元々、身体だけでしょ」

図星だけど、はい、とは言えないよな

信之「身体も、だよ」

香澄「嘘!、デートらしいデートした事なかったじゃん」
「いつもエッチだけ…」

信之「…」

香澄「今だって、そうでしょ」

信之「今は、身体だけだね」

香澄「…」

泣くかな?

香澄「いいよ、やらしてあげる」
「だから、お金、全額出して」

香澄が物をはっきり言った
少しは変わったのかな

信之「お金か…」

香澄「貯金は親が持ってるの…理由なんか、言えないから…」

親って…いくつだよ、お前
まぁ、色々な家族居るだろうから
否定はしないけど

信之「わかった」
「そのかわり、何でも言うこと聞ける?」

香澄「何でも?」

信之「そう、何でも」

香澄「今までだって、すき放題してたじゃない」

信之「俺に、それだけ言えるなら、」
「彼と、キチンと話し合えたんじゃない?」

香澄「…殴るから…こわくって…」

ヒデー男だな

ひとの事、言えないけど

腕力じゃ、男の勝ちじゃん
俺よりヒデーや

信之「言うこと聞けよ、わかったな」

香澄「…わかった…」
「何すればいいの?」

俺的には都合の良い、セフレゲットかな

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