《MUMEI》 おばあさんの家赤ずきんのおばあさんの家は、森の一番奥にありました。 『もう具合大丈夫なんですか?』 『三ちゃんの顔とおいしそうなお菓子を見たら寝てられないよ』 おばあさんは、三狼ファンクラブの会員でした。 そして、三狼の茶のみ友達でもありました。 『じゃあ、お茶をいれようねぇ…』 『あ、僕が…』 『大丈夫、大…』 『『あ…』』 ふらつくおばあさん 思わずおばあさんに近付く三狼 パシャッ おばあさんが持っていたお茶が三狼にかかりました。 『だ、大丈夫かい三ちゃん!』 『う、…』 『脱いで!冷やして!これ着て!』 『お、おばあちゃん!?』 『すぐ戻るから!』 目にも止まらぬ早さで三狼に自分の若い頃の洋服を着せたおばあさんは 川へ洗濯に出かけてしまいました。 『ど、どうしよう』 呆然とする三狼。 ピンポーン 『おばあさん、具合大丈夫?』 『お、女の子!? ぼ、僕こんな格好だし…そうだ!』 三狼は、おばあさんのふりをして、ベッドに横になりました。 前へ |次へ |
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