《MUMEI》 謎の女「いいこと…。 そのファイルを大切に保管しといて頂戴。 それがアナタの手元にある限り、ジャム食品やバイキン組の連中は、私達に迂濶には手を出せない筈よ。」 その口ぶりから、根拠があるのか無いのか読み取ることはできない。 おむすびマンは、低い声を絞りだす――…。 おむすび「……………。 …信じていいんだな…?」 …と、念を押す声に力は無い。 もはや否応なしに、この女を信じるしか道は残されていなかった…。 前へ |次へ |
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