《MUMEI》
心が痛い
信之「マミ、どうしたの、何で泣くの?」

マミ「ごめんなさい…」

信之「マミ…」

マミ「ごめんなさい…」

マミが泣き出した

俺に出来る事は、マミを抱きしめる事ぐらいだった

どうしていいか、わからないし

マミを抱きしめていた

くすんくすん

泣く

マミ…



俺、何か、悪い事したかな
生でやりたいなんて言ったから…


信之「マミ、今日は寝よう、布団ひくから」

マミ「…」

布団をひいて、マミと一緒に入った

エアコンの風が俺達二人を撫でるように、

マミの素肌が気持ちいい

寝れないな

けど、マミと一緒に、こうしてられるなら

マミ「あのね」

マミが話し出した

マミ「昨日、友也と香澄が来たの」

信之「?」

マミ「バイト先に…」

「それでね」

俺は、怒り沸騰だった

マミの裸の写メ、公開されたくなかったら、やらせろって、言って来たらしい

あの二人付き合うんだって
俺が、香澄を遊んだように
マミにも、アナル使わせれって、友也が言ったらしい
公園でムリヤリ、指入れられて、乱暴に、されたんだって

帰ってから、痛くて見たら、血が少し、下着に付いてたって

信之「俺のせいだ、俺のせいで、マミが…」

マミ「違うよ、ノブのせいじゃないよ」
「あいちらが、頭、おかしいんだよ」

俺が香澄を遊んだから…

怒りもあったけど、
悔しくて
悲しくて

涙が出て来た

マミ「ノブ、泣かないで」
信之「…」

マミも泣いてた



マミ「ちゃんと、逃げてきたよ…」
「あんな奴に、身体、」
「ぜったい、嫌だ…」

「指…乱暴に、されたけど…」

「それ以上は…させてないよ…」
「ホントだょ」

「ノブ…信じて…」

信之「…何があったって、気持ちは変わらない」
「俺のせいで、マミが嫌な思いしたのが…」

マミ「ノブ…」

マミを強く抱きしめた

二人とも、泣きながら

抱きしめあってた

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